ヘルストピア延岡

　全国障害者スポーツ大会水泳競技に宮崎県代表で出場していた延岡市北方町の甲斐清美さん（74歳）が、25m背泳ぎ、50m自由形の二種目でいずれも銀メダルを獲得。11月8日、入賞報告のためヘルストピア延岡を訪れました。
　甲斐さんは県選手団の主将で、10月27日の結団式の日に「前回の茨城大会は出発直前に中止が決まり、涙をのんだ。自信と誇りを持って思い切り競技をしたい」と意気込みを語っていましたが、その意気込みどおり結果を残しヘルストピア延岡でもフロント、プール従業員に対しお礼を述べていました。
　今大会に向け、当館の25mプールで各種目の練習を積み本番に備えていた甲斐さん。銀メダルを両手に満面の笑顔？にはなっていない様子。尋ねると「全国の壁は大きかったです。金との差が開いていたからまだまだ練習が足りないなと痛感しました」と今回の出場の結果には決して満足していない様子。しかし、入賞の報告に関しては「いつも練習でお世話になっていますので、こういった結果（銀メダル）が残せて恩返しができればと思っています」と白い歯をのぞかせていました。
　出場したクラスは50歳以上の部。既に70歳は超えている甲斐さん、25m背泳ぎでは今回自己新をマークしており、まだまだ進化しそうな気配を感じました。